カメリア・パルの会では、野々市市の将来を担う子どもたちが、地域の自然・歴史・文化に触れる体験活動を通して、身近な自然の魅力や不思議を発見する力、自然や人と調和・共存する気持ち、ふるさとを愛する心、たくましく生きる力、豊かな感性や社会性を養うことを目的として、市内親子を対象に「カメリアパル親子体験塾(子ども夢基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)助成活動)を継続して実施しており、今年度で7期目となります。
ここに、4月~11月にかけて実施した平成25年度の活動(第1回の里山体験、第2回の稲作体験(4回シリーズ)、第3回のまちあるき及び全活動を振り返るビデオ上映会)を振り返り、参加者の感想と共にご紹介します。
《里山体験》ダンボールのオーブンで!?春味ピザづくりと里山遊びin夕日寺
4月21日(日)実施 ダンボールでピザが焼けるってほんと?!
夕日寺健民自然園にて野々市市の14家族34名とスタッフとしてパルの会メンバー9名、石川県立大ビオトープ研究会の4名総勢47名が参加して『春味ピザづくりと里山遊び』を行いました。移動のバス車内では、オリエンテーション、野々市の生き物紹介、ネイチャークイズをパルの会と県立大メンバーで行いました。
ダンボールオーブンによるピザづくりの講師はいしかわ自然学校インストラクターの村上博司さん達。そしてネイチャーゲームはパルの会メンバー3名が担当しました。
午前中は班ごとにダンボールオーブンづくりに挑戦。カッターやハサミの使い方も教わり、ダンボールを加工。ダンボール箱の内側にていねいにアルミ箔を張り詰めてピザ台になる太目の針金を差し込んで完成。
親子で生地になる強力粉にドライイーストや調味料を混ぜて一生懸命こねます。上に載せる具には玉ねぎ、ピーマンなどの野菜のほかに、山菜取り班が摘んできた菜の花・ノビル・カンゾウ・ヨモギなどの春の山菜をトッピング!
ソースやトッピングの配置を工夫し、それぞれ個性的なピザの出来上がり。みんな満足そうな表情です。
手作りのダンボールオーブンに手作りのピザを入れ、待つこと15分。こんがり焼けたピザの生地に色とりどりの春野菜がきれいにのっかり、食べてみると・・・みんなおいしいを連発。それぞれの思いでピザをつくりましたが、食べるときはグループみんなでわけあって食べました。
午後からは里山散策タイムとネイチャーゲームがありました。ネイチャーゲームではじゃんけんと葉っぱの匂いで仲間探し。
春味ピザづくりや里山散策、植物を使ったネイチャーゲームを通して、春の里山の魅力に触れ、更に自然が好きになったのではないでしょうか。小雨のぱらつくあいにくの天気でしたが、春を味わい、春の息吹を全身で感じる楽しい一日となりました。
【参加者の感想】
■保護者
•あまり親子で自然に触れることがないので、とてもよかった。ピザ作りも他のお友達と努力して作れたのでよかった。山菜取りも楽しかったようです。 今後もいろいろと参加したいです。できれば父母子2人や家族全員で参加できればよかったです。ありがとうございました。
•ダンボールで短時間でピザを焼く事が出来たのはおどろきでした。とても寒くて雨だったのがただただ残念でした。もっと里山散策しながらいろいろなお話をききたかったです。ありがとうございました。
•普段できない体験をすることができて、親子供楽しむことができました。お世話いただいたスタッフの方、ありがとうございました。
•開催時間は長いと思いましたが、終わってみると短く感じました。スタッフの人達の準備も良かったし楽しい時間となりました。また参加したいです。
•いろいろな体験が出来て大変良かったとおもいます。里山散策は子供の頃を思い出しました。次回、このような企画があればぜひ参加したいと思います。大変ありがとうございました。
•いろんな草花に興味を持つことが出来て楽しかったです。8:30~15:30という時間は数字だけ見ると「長いなぁ」と思っていたのですが、あっという間でした。
•天候がよくなかったですが、個人では晴れている時しか行かないので、よい体験が出来てよかったと思います。雨の中、子供たちは楽しそうでしたので。
ピザ作りもとても楽しく、そしておいしくできて、大満足です。今度家でもやってみようと思ってます。ありがとうございました。
■こども
•友達ができてうれしかった。
•ピザがおいしかった。
•草や木のことが知れてよかった。
《農業体験》農業に挑戦!野々市産★こしひかりづくり
【田植え編】5月26日(日)実施 はだしで田んぼ!気持ちいい!!
カメリアパル親子体験塾「農業体験」に10家族24名が集まりました。今年も中林の農家さん福田康浩さんを講師に、パルの会の会員11名、石川県立大学のビオトープ研究会のメンバー7名がスタッフとして参加しました。
この日はさわやかな風が吹き、田植えにはもってこいの快晴。今回初めて田植えを体験する子も、福田さんのお母さんの実演を見た後、福田さんの指導で、みるみるうちに上達していきます。親御さん、スタッフも笑顔で田植えに参加してあっという間に15m×20mの田んぼの田植えが終わりました。
田んぼや水路には生きものがいっぱい!活動の合間に、石川県立大学ビオ研の川上君によるミニいきもの講座もありました。
お昼ごはんは毎年大好評の無農薬コシヒカリの釜戸炊きごはん。おかずは野々市産にこだわった野菜を使ったふくふく汁(ごった煮)、野菜サラダ、そして絶品のさっと茹でた朝採りアスパラ。さらに福田さんちのお漬物。
おいしい!おこげのついたご飯を思う存分味わった午後のひと時、親子3班に分かれて班活動をしました。スタッフも3班に分かれ自己紹介に始まり班のニックネームになる班の呼び名をみんなで決めました。
結果、1班『アスカジ(アスパラかじり)隊』2班『自然に触れ合い隊』3班『おこげ隊』に決定。班活動の後は福来園の施設案内を福田さんにしていただきました。今年もアスパラハウスでは、アスパラの林?に歓声が上がりました。トマトのハウスではトマトを甘く栽培する方法やトマトの品種の話など、農家さんからしか聞けないお話をしていただきました。
その後、次回の案内を聞いたり、アンケートに記入したりして解散しました。はてさておいしいお米が9月に収穫できるでしょうか?乞うご期待!!
【参加者の感想】
■保護者
•初めての田植え体験で、親子共々とても楽しく過ごすことが出来ました。新鮮な野菜もとても美味しく、自然の味を知り、感謝の気持ちでいっぱいです。次回もとても楽しみにしています。
•田植えをする経験がとても貴重で楽しい思い出になったと思います。生き物を探したり、ご飯を炊いたり、ステキな経験をさせていただいてありがとうございました。次回も楽しみにしています。
•初めて田植えを体験して、とても大変な作業だと感じました。でも、田んぼの中の生き物を観察できて楽しかったです。普段なら汚れたりするのがイヤだったりしますが、今日は汚れる覚悟を決めて来たので、すごく楽しく思うことができました。いろいろな野菜の成長や生き物などもみることができて、よかったです。
•3年間落選し、やっとこの日を迎える事ができました! 念願の田植え体験…にゅりっとした土の感じに感動しました。良いお米ができる様にがんばりたいです。
•2回目の参加(3年前第2回?)、とても楽しみにしてきました。天候にも恵まれてとてもよかったです。
色々と体験を通じて子どもの成長を感じれてよかったです。ありがとうございました。
■こども
•きゅうしょくがおいしかったです。あとは、カエルをつかまえる事がたのしかったです。
•自分でたいたごはんがおいしかったです。
•じぶんがたいたごはんがおいしかったです。
•田植えに当たってよかったです。ごはんがおいしかった。次もがんばりたいです。
•一番楽しかったのは、田植えです。わけは泥が気持ちよかったからです。
•ご飯を炊くときに目が痛くて、すごく涙を流れました。でもごはんが良くできたのがよかったです。
•田植えをするときに一歩一歩進むのがたのしかったです。
•足がつかれました。カエルも捕れてうれしかったです。トマトも食べれてうれしかったです。
•苗を植えるときに、足がはまって歩きづらかったけど、全部植えれてよかったです。
•今日おこげがあってとてもおいしかったです。楽しかったです。
•たうえがおもしろかったです。またやりたいです。
•アスパラガスが大きくてすごかった。田植えは苦しかった。トノサマガエルを捕まえたかった。
•田植えはたのしかったです。転んだけどたのしかったです。ホントにおもしろかったです。おひるごはんはおいしかったです。
【草取り編】6月23日(日)実施 草取り作業は結構しんどい!けど楽しい!!
無農薬の稲作で一番重要な作業が草取りです。なぜ雑草をきちんと除去しなくてはいけないかというと、雑草が生えて大きくなると種を周辺にばらまいて5年間はその雑草が生えるからだそうです。もちろん稲が養分を取られないようにしするためでもあり、しっかりと草取りをしなければなりません。これが結構きつい作業です。
この日は風も少々あって、雲も出ていましたが日差しが結構強い日となりました。9家族22名の参加者とパルの会のスタッフ10名、県立大生6名が午前中1時間かけて草取り作業に取り組みました。
子どもは2列、親御さんは3列を目安に、20mほどの稲の列の間を草取りしながら進みます。20cmから30cmまで伸びた稲の間にびっしり生えた雑草を素手でつかんで根っこまで掘り起こしてはそのまま土に戻します。雑草も稲の肥料になるからです。
草取り作業終了後、親と子に別れて別メニュー。子どもたちは県立大生のお兄ちゃんお姉ちゃんと一緒に田んぼの生物捕獲。親御さんはカレーと野菜サラダの準備手伝いをしていただきました。
毎年草取り作業の日のお昼のメニューは野菜のたっぷり入ったカレーです。もちろんご飯は釜戸炊きごはん。何杯もおかわりする子がでて大人気でした。
食後は、田んぼの脇を流れる用水で『笹舟レース』を開催。見事1位から3位になった親子には玉ねぎの賞品が授与されました。普段は静かな中林の田んぼに、ひときわ大きな歓声が響き渡り大いに盛り上がりました。
そして再びハウスに集合して、「田んぼの生き物調査発表会」を県立大ビオトープ研究会の石川さんにしてもらいました。事前に用意してもらった糸トンボと塩辛トンボのヤゴや、シマ蛇の抜け殻のうろこを拡大鏡で解説してもらいました。子どもたちも親御さんも興味津津、食い入るように拡大鏡で写した虫を見つめる子供の眼差しが印象的でした。
毎年、生物観察や生物捕獲を県立大生と一緒にすることで、平気でカエルをつかむ子供に変身する姿が見られます。自然と触れ合うことで自然を愛する心が育ってくれることを親子体験塾は願っています。次回は7月21日朝6時集合だよ!!大丈夫かな(特にスタッフ)(笑)
【参加者の感想】
■保護者
•草むしりはとても大変だなと思いました。田んぼ1枚分を草むしりすると考えると本当に重労働で、農家の方のご苦労を改めて感じました。食べ物のありがたさを改めて感じられました。子ども達はいろんな生き物に触れることができ、とても大満足でした☀ ありがとうございました。
•釜炊き初体験でしたが、とても面白かったです。いろいろ教えて下さってありがとうございました。とても美味しかったです☀ また次回が楽しみです。
•初めて釜炊きをしたのですが、火が強くなりすぎたり、弱くなりすぎたりして、一定の火力を保つのが難しかったです。
今日も貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。
•草取りということで草むしりのイメージだったのですが、草を土に返すとのことでとても驚きました。田植えよりもとても大変に感じました。
カレーライス他、食事もとても美味しくいただきました。スタッフの皆さん、暑い中大変お疲れ様でした。
•草むしり大変でした。生物の多様性はとても重要で、微妙なバランスの中でピラミッドが成り立っているということがわかりました。
•草取りの作業も大変な(体にきつい)作業なんですね!! 体験させて頂いて初めて分かりました。体を動かした後のカレー&黒米入りごはんはとてもおいしかったです。
ビオトープ研究会の方のお話はテレビ(モニター)を使ってとてもわかりやすかったです。たくさんの知識を吸収し、貴重な体験ができました。ありがとうございました。
■こども
•かえるをつかまえるのがおもしろかった。
•かまだきのゴハンを炊いて、ビニールハウスの中で食べておいしかったです。もう一つは、最後に、虫の研究をみんなでして楽しかったです。ぼくは色んな虫を研究したいです。
とのさまがえるのおたまじゃくしを6匹ぐらいつかまえて楽しかったです。
•いろんな虫を見つけてよかったです。
•草がたくさんあって、草をとりづらかったです。でも、全部とれてよかったです。
カレーにいろいろな野菜が入ってておいしかったです。
レースで1位をとれたのでうれしかったです。
•今日はかえるもおたまじゃくしも、増えて大きくなってとても楽しかったです。
•いろんな生き物がいたから、おもしろかった。
•ごはんがとてもおいしかった。いきものがたくさんいた。たのしかった。
•今日、草取りをして尻尾が生えたかえるがいっぱいいたので、今度来た時にその尻尾のついたかえるが尻尾のないかえるになっていると思うから、探してみたいです。
•草むしりは楽しかったです。けれどまちやんはどこですか。
ごはんもりもり食べました☺ くわしくはまちやんにおねがいします。
•田んぼに雑草があるなんてすごい。
【夏野菜収穫編】7月21日(日)実施 なんて朝のたんぼはきれいなんだろう!
昨年に引き続き7月が稲にとってグングン成長して稲穂をつける大切な時期ということと、参加者に農家の朝は早い!を知っていただき、早朝の田畑の清々しさを実感していただこうということで、この日の開催になりました。
まず、早朝でしか見られない朝露の光景が目に飛び込んできました。稲の葉の先端に水滴がたまるのです。この日は曇り空でしたがキラキラ光ってとてもきれいでした。晴れるともっときれいとのこと。6時集合にもかかわらず全員遅刻なしで集合。
開講式の後、班毎に分かれて夏野菜の収穫体験。なす、きゅうり、トマト、オクラ、枝豆、トウモロコシのもぎ取り方を福田さんやパルの会スタッフから教わり親子で収穫体験しました。
そして、その場でもぎたて野菜の朝ごはんです。こどもたちも包丁の使い方を習いながら、みんな総出で朝ごはんの準備。オクラの味噌汁、なす・きゅうりの漬物、トマト・きゅうりのサラダなどなど夏野菜尽くしの朝ごはんに舌鼓を打ちました。
朝食後は福田さんから稲の穂のレクチャーを受けて、その後ジャガイモ堀を体験しました。大きなジャガイモが出てくる出てくる!みんな笑顔でジャガイモをおみあげに家路に着きました。
【参加者の感想】
■保護者
•採れたての野菜の甘さに感動しました。稲も順調に育っていて、楽しみです。
•朝の3時間位の短い間にたくさんの経験ができました。有効に朝の時間が使えました。早起きっていいですね。
•野菜の美味しさを改めて確認しました。
•朝採れの野菜がとても新鮮でおいしかったです。じゃがいも掘りもたくさん収穫できて、良い体験ができました。
•稲の生長に驚きました。花(おしべ)を初めて見ることが出来てよかったです。朝だけにしか見れない物や、稲の中など見れて良かったです。
•早起きして朝のすがすがしさを感じながら、野菜を収穫し、とても貴重な時間を過ごさせてもらいました。子ども達と一緒に朝ご飯を作り、一緒にいもほりし、とても素敵な時間をありがとうございました。じゃがいもありがとうございました。
•早起きは大変だったけど、とれたての野菜で作った朝食はとてもおいしかったです。
ミニトマトのシロップ漬けは初めて食べましたが、とてもおいしかったです。
今日もいい体験をさせてもらいました。ありがとうございました。
•稲を割って見せてもらいました。稲の中に赤ちゃんがいるのを見て、今後の成長が楽しみになりました。朝早くから今回の体験もたくさんの方々にお世話になり、ありがとうございました。
•思ってた以上にきゅうりにイガイガがたくさんありビックリしました。ちょっと塩辛かったですが、素材そのものが甘かったので、とても美味しかったです。イモ掘りもとてもたのしかったです。あんなにたくさんとれるなんて思っても見ませんでした。。次回もまた楽しみにしています。
■こども
•今日はじゃがいもほりが一番思い出に残りました。18個とりました。
•じゃがいもをとるとき、水がいっぱい出てきた。水滴をさわって指をこすってみたら、のりみたいにペチペチした。
•やさいをとるのがたのしかった。
•とってもあまいとうもろこし、おいしかった。いついねかりするの今でしょう。よかったのう。
•野菜の収穫はとても楽しかった。包丁を使って切るのがおもしろかった。ご飯はおいしかった。稲がとても成長していて驚いた。じゃがいもの大きなものをとれたのでよかった。トマトのデザートがとてもおいしかった。
•じゃがいもがいっぱいとれてよかった。オクラをとるときネトネトした。
•じゃがいもがいっぱいとれてうれしかったです。ミニトマトのデザートがおいしかったです。
•今日じゃがいもほりをしてたくさんミミズがいて、すごくくねくねしていました。あと、朝ご飯を作るときにキュウリを切るのが楽しかったです。朝ご飯のお味噌汁と枝豆ととうもろこしがおいしかったです。
•じゃがいもほりがおもしろかったです。ミミズがいっぱいいました。朝ご飯は美味しかったです。きゅうりを切って、おもしろかったです。きゅうりに小さなとげがありました。
•今回の体験で「早起きは三文の得」ということが分かったので、これから早く起きれるようにがんばりたいです。じゃがいもがたくさんとれたので、うれしかったです。
【稲刈り編】9月22日(日) いよいよ収穫!稲刈りは楽しい
猛暑だった夏もようやく過ぎて今日は稲刈り。怪我をしないように稲の茎の持ち方、切り方、束ね方を福田さんから教わり、稲刈りスタート。1時間半ほどで田んぼ15m×20mにびっしり実った稲を刈ることができました。
福田さんちの田んぼや畑にはカエルがいっぱい。アマガエル、ツチガエルにトノサマガエルとカエルパラダイス!精悍な顔立ち背中にある縞模様が特徴のトノサマガエル。今回最も重量のトノサマガエルを捕まえた班には玉ねぎの景品が授与されました。4回の田んぼの生き物観察の成果で?親子体験塾に参加の子どもたちは女の子も全員素手で平気にカエルを捕まえるようになりました。
そうこうしているうちにお昼です。今日のメニューは収穫編おなじみのほう葉味噌と具沢山ふくふく汁です。なす・ピーマン・ネギ・オクラ・アスパラ・しいたけを具材に、福田さんちの自家製味噌で味付けしてほう葉の上で炭火で焼きます。こんがりお味噌の良い香りがハウスの中いっぱいに広がり、絶品料理に自然に箸が進みます。そして毎回の釜戸炊きごはんは今回は新米です。あっという間に釜が空っぽに・・・。
4回シリーズの最後に県立大ビオトープ研究会の石川さんが『生き物と植物の助け合い』をテーマにプレゼンしてくれました。最後に福田さん、各班代表の親御さん、パルの会スタッフから感想発表があり幕を閉じました。シリーズでの開催のため、保護者の方やこどもたち同士も仲良くなり、最後は参加者・講師・スタッフの垣根を越えて、大きな家族のような雰囲気でした。
今年で5年目を迎えた〝農業体験こしひかりづくり〟ですが回を重ねるたびに農業の楽しさ、深さ、大変さを実感します。また県立大学のビオトープ研究会の皆さんのお陰で生き物に対する愛情や環境に対する知識が深まります。これからも農業の大切さを実感できる親子体験塾にしていきたいと思います。
【参加者の感想】
■保護者
•稲刈り体験はとても大変でしたが、とても楽しかったです。毎回の食事も楽しみでした。ホウ葉みそはとてもおいしかったです。なかなか出来ない体験ができて、とてもよかったです。ありがとうございました。
•今日は新米とホウ葉みそを食べることができてよかったです。とてもおいしかったです。収穫も大変だったけど楽しかったです。全4回、全部参加することができました♪
•家族で稲刈りをすることができ、とても良い思い出となりました。約半年、自然に触れ合う体験ができたこと、おいしいご飯をいただけたこと、たくさんの方々にお世話になったこと、とても感謝しています。ありがとうございました。
•田植えから稲刈りまで、本当に貴重な体験ができました。ありがとうございました。新米もホウ葉みそもふくふく汁もとってもおいしくて、食べ物のありがたさを十分感じられたなと思いました。また来年も参加したいなと思いました。ありがとうございました。
稲を刈るのも束ねるのもすごく大変で、昔の人々はすごいなと思いました。命のありがたさや勤労している方々への感謝の気持ちに改めて気付けたと思います。
•稲刈りをはじめてしました。いい体験ができました。ほう葉みそごはんもとてもおいしかったです。
•稲作体験楽しかったです。良い経験になりました。下の子も大きくなったら一緒に参加したいです。ありがとうございました。
•天候にも恵まれて、楽しく参加させていただきました。2年前に参加した頃より子供も二年生(当時)、五年生になり、出来る事がとても増えていることもわかり、うれしかったです。なかなか普段の生活では体験できない事もたくさんありました。ありがとうございました。
•稲を刈って乾燥をして米になるまでが楽しみです。毎回の食事がとてもおいしく、新米がおいしかったです。
•田植えから始まり稲刈りまで経験させて頂いて、とても充実しました。体を使った後においしいごはんを頂けてとても健康的になったような気がします。また来年も応募したいです!! どうもありがとうございました。
•様々な体験ができて、親子ともども楽しめました。昔はごく普通のことだったので、親としては特に何も思わないことでも、子どもにとっては新鮮で初めての体験ばかりでした。改めて、体験させることの大切さを実感しました。
■こども
•今日、デッカイカエルを見てびっくりしました。カエルをつかまえて、とっても多くてびっくりしました。
いねかりはとっても大変で、これをしている人はすごいと思いました。
•今日大きいカエルを見つけてかって枝豆をもらえたので、楽しかったのでうれしかったです。
•今日稲刈りをしました。稲刈りが意外に大変だったのでびっくりしました。カエルがたくさんいました。10㎝以上のカエルがいたので怖かったです。
初めてお釜でご飯を炊いたので楽しかったです。
•稲をとるのが難しかったです。
•楽しかった(稲刈り)。
•一番大きいカエルではないけど、大きなヒキガエル初めて見た!
•虫を捕るときに土ガエルがいっぱいいたから捕まえていたら、いっぱいの群れができたから面白かった。
•稲を運ぶのがかゆかった。前と比べて、少し楽しくなった。
•今まで育ててきた稲を刈るのが難しかったです。
•稲を刈るのがとっても難しかったです。大きいカエルがいたり、土ガエルの背中に線が入っていたのを見てびっくりしました。
•虫探しが楽しかったです。ありがとうございました。
《まち歩き体験》「野々市・白山の水と食」体験ツアー
9月8日(日)実施 見て・ふれて・つくって・食べる!
水に恵まれた地域として発展してきた野々市。その源流である白山。野々市・白山の水と食をテーマに、ふるさとの魅力と自然の大切さを発見するたびに出かけよう!と、野々市の親子8組21名が参加して「野々市・白山の水と食」体験ツアーを満喫しました。
まずカメリアで野々市特産「のっティの水」をプレゼント後にバスに乗って出発し、林口用水マイクロ水力発電施設見学。用水の水力、水の量の多さに改めて気付くことができました。
続いて石川県立大学の果樹園へ。高居先生の案内・解説でカキ、ナシ、リンゴ、ブドウの品種やその特徴などを教わりました。石川県は果樹栽培が決して盛んではない土地柄ではあるものの品種改良やブランド化による栽培が近年話題になりつつあり農業の活性化につながっているとのことでした。
親子でのナシ、リンゴ、ブドウのもぎ取り体験もあり、みんな満面の笑顔で取り組みました。その後、果樹園を移動して県立大構内にあるルビーロマン専用実験棟も見せていただきました。
県立大を後にして、途中野々市市新庄のキウイ畑をバスの車窓から見学し、キウイが野々市の特産品であることを解説。一路、白山市の白山比咩神社表参道「おはぎや」へ向かいました。そこでは鶴来の押し寿司づくりを親子で体験しました。この地の伝統の味は白山の水の恩恵を受けて成り立っていると店主の辻さんが強調されていました。
昼食の後は近くにある七か用水取り入れ口・白山管理センターを見学。私たちの生活に欠かせない水はここから各用水に配分されていることや、七か用水の整備に尽力した枝権兵衛さんについても学びました。
石川線鶴来駅から電車で野々市市工大駅前へ、そこから野々市市東部浄水場で施設や配水の解説を聞いた後、野々市の水の試飲会。冷たくておいしかったですね。
最後まで白山を源流とした野々市の水にこだわったツアー。体験を通して、普段あまり意識することのない、野々市の水の豊かさを実感できました。
【参加者の感想】
■保護者
•果実をとったりおしずしをとったり浄水場を見たり、こんなにたくさんの体験ができるとは思いませんでした。とてもためになりました。
•身近な水が七か用水からきていること、はじめて知りました。押し寿司体験よかったです。今度作ってみます。
•野々市の水があれだけ遠くから引かれていることに驚きと昔の人々が用水路を作ってくれたおかげを学び、とても勉強になりました。
•県立大の果樹園や野々市東部浄水場など野々市に住んでいるのに知らなかったことを知ることができてよかったです。つるぎの押し寿司体験もよかったです。たくさんの企画ありがとうございました。
•毎日の生活の中で欠かせない水がどのように家庭までやってくるのか、意識することもなかった子どもたちですが、水のありがたみに少しでも気づけたのではないかなと思います。
最初の収穫や押し寿司体験もとても楽しかったです。ありがとうございました。
•とても楽しかったです。また参加したいです。ありがとうございました。
•身近にあるけど行ったことがなかったり、見たことがなかったり、ととてもいい日になりました。今後も野々市付近にふれることができる企画に参加したいです。ありがとうございました。
•たくさんの用水路が複雑になっていて驚きの連続でした。勉強になりました。
■こども
•水の音がすごかった。リンゴも楽しみです。
•りんごやぶどうなどいろいろ知れてよかったです。
•水がとてもおいしかったです。
11月15日(金)実施 ビデオ上映会で活動を振り返る
カメリアパル親子体験塾2013の活動を終え、活動を映像で振り返るビデオ上映会に今年度参加者の内、7組21名が参加し、パルの会メンバー6名、県立大ビオトープ研究会メンバー6名がサポートにあたりました。
ビデオを見ながら、活動を振り返って懇談する機会となりました。ネイチャーゲームを通して更なる交流も。また、県立大メンバーによる、野々市のいきものクイズも大いに盛り上がりました。
☆石川県立大学ビオトープ研究会のブログ☆にも、親子体験塾の様子が記載されていますので、ぜひご覧ください。
最後に、カメリア親子体験塾2013にご参加いただいた延べ168名のみなさま、ご協力いただいた講師のみなさまはじめご協力いただいたみなさまに、この場をお借りして心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。また、定員の関係で抽選にせざるを得ず、お断りしたみなさまごめんなさい。また来年度も、体験活動を通じてお子様の豊かな心を育むべく様々な企画を練ってまいりますので、ご都合・ご興味があいましたら是非お申込みいただきたく思います。よろしくお願いいたします。